ガンペンペットの夜
温度が少し低めだったけど、ウタイタニのサモトン温泉は合格点をあげたい温泉である。今日の予定はこれで終了、午後3時45分に温泉を出発して約3時間でガンペンペットの街に着いた。
時計台のある街の中心部のスーパーで、安ホテルのある場所を訊ねた。われわれがいつも泊まっているのは、300~350バーツ程度のゲストハウスだが、この街は外国人観光客、特に若いバックパッカーが少ないのかゲストハウスはないようだ。
やっと見つけたホテルは、少し古いけれど立派なホテルである。これは高そうだが、もうあたりは薄暗く7時になろうとしている。とりあえず車を止めてフロントで料金を聞いてみた。すると、シングルが500バーツ(朝食込み)、みんなに相談したらOKが出たので泊まることにした。
チェックインして部屋に荷物を置いて、すぐに夕食に出かけることにした。出かける前にフロントで温泉の場所を訊いた。が、観光地図がなくなっていた。係りの女性が、
「夕食から戻るまでに地図を描いておきます」と言ってくれた。タイ人は、地図が読めない人が多い。まして描くことなど不可能に近い。大丈夫だろうか?
ホテルの近くにある市場の中に、何件かレストランがあった。タイならではの光景である。その中の1軒に入り、貝の炒め物や揚げたスペアリブ、パッタイ(タイ風焼きそば)、野菜炒めなどを注文してビールを飲みながらみんなで食べた。
夕食を済ませて私とFさんは夜の街を散策に行く。あとの2人はまっすぐにホテルに戻った。Fさんは期待に胸を膨らませていたが、ガンペンペットの夜は寂しく、ネオン街などなかった。残念でした!!
ホテルに戻ると、フロントの女性は一枚の紙を出して寄こした。そこには、タイ人が描いたとは思えないくらいの分かりやすい地図が定規を使って描かれていた。温泉も2ヵ所記してあった。これはスゴイ! 「ありがとう」とお礼を言って20バーツのチップを渡した。
今日は朝6時に起きてみんなを迎えに行き、約700キロを10時間かけて運転してきたので疲れていた。早く眠りたいと思っていたらFさんが「カラオケへ行こう」と言い出した。ホテルの1階にあるタイ人向けのカラオケである。
「じゃ、ビール1杯だけ」
シンハビールを注文してひと口飲むと、いつもの味と違っていた。少し味が濃い気がする。何だろう? 製造年月日を確認すると、2007年3月になっている。もう1年以上も前のビールだ。参ったなぁ。
18番のタイの曲をリクエストしたがなかったので、ビートルズの「ALL MY LOVING」を頼んだ。Fさんは、テレサ・テンの「愛人」をリクエストした。まず、私が唄い、続いてFさんの「愛人」が始まった。ところが、画像に出てきた歌詞は何と中国語だった。歌詞が判らないFさんは唄う事ができず、その場はしらけてしまった。
「明日が早いから、もう寝ますか」
そう言って、やっとお開きになった。やれやれ。
さぁ、明日から忙しくなるぞ!
1 件のコメント:
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