2008年8月1日金曜日

タイ秘湯ツアー第2弾 その3







プラローン温泉


 夜中にトイレに行きたくなり、目が覚めた。時計を見ると午前4時だ。用を足して再びベッドに入ったが、「ガタン ガタン」という物音が断続的に聞こえてきて、気になって眠れない。そのまま、うとうとして朝を迎えた。少し早いが6時に起きてシャワーを浴び、荷物をまとめてチェックアウトした。

 昨晩、歌を唄った1階のカラオケがレストランに変わって、そこでカオトム(お粥)とコーヒーの朝食を食べた。やがて、みんなも現れて食事を食べて、予定通り8時に出発した。

 フロントの女性に描いて貰った地図によると、市内にあるプラローン温泉は分かりやすい場所にある。時計台から川沿いの道を23キロ走り、目印を右折して500メートルとなっている。これならすぐに分かるだろう。そう思って、時速100キロで飛ばしていたら右折ポイントを通り越してしまった。途中で道を訊ねて、やっと右折の場所を発見して曲がったが、500メートル走っても何も現れない。おかしいぞ! 結果的には、500メートルは5キロの間違いだった。やっぱりタイ人だ。

 道路の左側には立派な柱が建っていて、そこを通って入って行くと駐車場があり、奥に温泉公園のゲートがあった。何となく昨日のウタイタニのサモトン温泉と感じが似ている。公園内は綺麗に整備されていて、建物の造りもまだ新しい。

 受付のある建物で、男性の職員に入浴料を訊ねた。料金は1人30バーツで個室風呂が50バーツ、4人で入ると170バーツだった。早速料金を払い、係りの女性に浴槽にお湯を入れてもらった。

 浴槽は北タイによくある、タイル張り円筒形の2段風呂だがかなり大きい。10人は入れそうな浴槽である。お湯が一杯になるまで10分ほどかかると言われたので、その間に源泉を見学に行った。

 源泉の温度を計ったら51度あったが、チェンマイ大学の調査によると54度になっている。源泉は他にもあるのだろうか? そこから流れるお湯で足湯場が造られている。半円形のプールにパラソルと板の座席があり、そこに腰掛けて足をプール浸すようになっている。今までに見てきた中で、一番高級な足湯場である。風情があってなかなかいい感じである。

 浴槽にお湯が溜まったので、水着に着替えて入浴する。温度は40・5度、これならOK、日本人向けの温度だ。お湯は透明で無臭の単純泉。4人ならばゆっくりくつろげる広さである。個室風呂は7部屋あり、トイレ、マッサージ、喫茶室などもある。公園の隣の敷地にはログハウス風のコテージが建設中であった。来年にはオープンするらしい。

 昨日の温泉に続いて、いい雰囲気の温泉である。二つとも秘湯という感じではないが、大勢の仲間と来ても十分楽しめる温泉公園だ。コテージが完成したらぜひ再来したい。

 さて、次の温泉は。2日目はハードスケジュールだから先を急がないと。

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