放逐、逃亡、亡命、そして・・・?
天下の偽善者、大悪党のタクシン元タイ首相は、金に物を言わせて罪を逃れようとあの手この手でがんばってきたが、ついに年貢の納め時が来た。女房の禁固3年の実刑判決を受けて身の危険を感じて、家族でイギリスへ夜逃げをしたのである。
低所得層のタイ人に言わせると、タクシンは神様のような人らしい。ただし、中間所得者層、富裕層からはとことん嫌われている。政治家を買収して政党を作り、法律を変えて悪行三昧。最後は司法介入まで試みたが、無念の失脚となった。
今までは、金を出せば何とでもなる国であったが、タイも民主主義がやっと定着してきたようだ。悪は滅びて正義は勝つ、これはすばらしいことである。
資産700億バーツと女房と義兄、秘書の3人の保釈金1500万バーツは没収されることになる。裁判所がタクシン夫妻の逃亡をお膳立てしたという見方もあるが、タイ政府が英国との協定により身柄引き渡しを求めることもできる。さぁ、どうなるタクシン?
今後は、タイ政府の方針次第でタクシン一族の運命が決まる。もし、タイ政府が亡命を認めて英国政府が受け入れたとしても、英国の田舎で静かにサッカー観戦を楽しむ老後を送るしかないだろう。
0 件のコメント:
コメントを投稿