タイの田舎を走っていると、ビックリするような建造物が目に飛び込んでくる。それは、仏教寺院である。バンコクのような大都会にも寺院はたくさんあるが、殺風景な片田舎に突如巨大な寺院が現れるといつも驚いてしまう。
山間の小さな集落にも豪華絢爛、キンキラキンの立派な寺院が建てられている。これらは地元の人たちのタンブン(お布施、寄付)によって造られているのである。タイの仏教寺院を見ていると、彼らの仏教に対する熱い心、信心深さが伝わってくる。
2006年5月から始まった秘湯ツアーでは数々の寺院を見てきたが、時間の関係でほとんど御参りをしていない。これではいけない、いつか罰が当たる。今回のツアーは時間の余裕があるから、3日目に2つの寺院へ行くことになった。ひとつは温泉が湧いている寺院。もうひとつは、ゲストハウスの従業員が薦めてくれた一風変わった寺院群。温泉寺へ行く前に、変わったお寺に立ち寄ってみた。
そのお寺はワット・タム・スアという名前で、カンチャナブリ市内からメークロン川を4キロほど下った山の上にある。遠くから見ると、タイの仏塔と中国の仏塔が並んで建っているのだが、実は2つのお寺が隣り合わせになっているので重なって見えるのである。
駐車場に車を止めて、山の上の仏塔を見上げた。このお寺を参拝するには、約70メートルの高さの石段を登らなければならない。石段は一直線に伸びて、かなりの急勾配である。これを登るのか、大変だなぁ! と思っていたら、石段の左側に何と、古びたケーブルカーがあった。これって、動くの? 料金は1人10バーツ。面白そうだから乗ってみるか。
今までにタイで多くの寺院を見てきたが、ケーブルカーのあるお寺は初めてだ。マレーシアのペナン島では乗ったけど、タイにケーブルカーがあるとは初耳だ。行きつけの喫茶店のママさんに訊いたら、チャンタブリ県のワット・カオ・スキンというお寺にもあるらしい。タイのケーブルカーは、山の上の寺院を参拝するための交通手段のようだ。
早速、3人で乗り込んだ。坂が急勾配になっているから車両もそれに合わせて造られている。乗るのにも一苦労、かなり強引な造りである。乗客3人が乗ったところで、係員はスイッチを押した。車両はゆっくりと空中にぶら下がるように急勾配の坂を登って行く。途中下りの車両とすれ違い、あっという間に頂上駅に到着した。結構恐いが、子供には受けるかもしれない。
頂上には仏塔の他に、下界からはよく見えなかったが巨大な仏像が建っていた。思わず手を合わせた。360度の大パノラマ、メークロン川と生い茂る緑の木々はまさに絶景である。これは、なかなかすばらしいお寺だ。カンチャナブリに来た時には、ぜひ立ち寄っていただきたい。
帰りは石段を歩こうかと思ったが、疲れそうなのでまたケーブルカーに乗った。下りは登りより恐かった。
さぁ、次は温泉が湧き出る珍しいお寺へ行くぞ!
山間の小さな集落にも豪華絢爛、キンキラキンの立派な寺院が建てられている。これらは地元の人たちのタンブン(お布施、寄付)によって造られているのである。タイの仏教寺院を見ていると、彼らの仏教に対する熱い心、信心深さが伝わってくる。
2006年5月から始まった秘湯ツアーでは数々の寺院を見てきたが、時間の関係でほとんど御参りをしていない。これではいけない、いつか罰が当たる。今回のツアーは時間の余裕があるから、3日目に2つの寺院へ行くことになった。ひとつは温泉が湧いている寺院。もうひとつは、ゲストハウスの従業員が薦めてくれた一風変わった寺院群。温泉寺へ行く前に、変わったお寺に立ち寄ってみた。
そのお寺はワット・タム・スアという名前で、カンチャナブリ市内からメークロン川を4キロほど下った山の上にある。遠くから見ると、タイの仏塔と中国の仏塔が並んで建っているのだが、実は2つのお寺が隣り合わせになっているので重なって見えるのである。
駐車場に車を止めて、山の上の仏塔を見上げた。このお寺を参拝するには、約70メートルの高さの石段を登らなければならない。石段は一直線に伸びて、かなりの急勾配である。これを登るのか、大変だなぁ! と思っていたら、石段の左側に何と、古びたケーブルカーがあった。これって、動くの? 料金は1人10バーツ。面白そうだから乗ってみるか。
今までにタイで多くの寺院を見てきたが、ケーブルカーのあるお寺は初めてだ。マレーシアのペナン島では乗ったけど、タイにケーブルカーがあるとは初耳だ。行きつけの喫茶店のママさんに訊いたら、チャンタブリ県のワット・カオ・スキンというお寺にもあるらしい。タイのケーブルカーは、山の上の寺院を参拝するための交通手段のようだ。
早速、3人で乗り込んだ。坂が急勾配になっているから車両もそれに合わせて造られている。乗るのにも一苦労、かなり強引な造りである。乗客3人が乗ったところで、係員はスイッチを押した。車両はゆっくりと空中にぶら下がるように急勾配の坂を登って行く。途中下りの車両とすれ違い、あっという間に頂上駅に到着した。結構恐いが、子供には受けるかもしれない。
頂上には仏塔の他に、下界からはよく見えなかったが巨大な仏像が建っていた。思わず手を合わせた。360度の大パノラマ、メークロン川と生い茂る緑の木々はまさに絶景である。これは、なかなかすばらしいお寺だ。カンチャナブリに来た時には、ぜひ立ち寄っていただきたい。
帰りは石段を歩こうかと思ったが、疲れそうなのでまたケーブルカーに乗った。下りは登りより恐かった。
さぁ、次は温泉が湧き出る珍しいお寺へ行くぞ!
0 件のコメント:
コメントを投稿