2008年7月30日水曜日

タイ秘湯ツアー第2弾 その1







ウタイタニの秘湯


 前回のカンチャナブリに続くタイ秘湯ツアー第2弾は、中部のウタイタニ、北部ガンペンペット、タークの3県を巡るというもの。前回よりもエリアが広く山道も多いという条件で、3泊4日で9ヵ所の秘湯を探すという無謀なツアーである。石油高騰による経費節減と時間短縮のためパタヤでホンダ・ジャズ(フィット)を借りて4人で出かける計画を立てた。

 7月25日(金)午前8時、パタヤを出発しモーターウェイでバンコクに向かう。バンコク市内から高速に乗り継いで、アユタヤの手前の終点で降りて国道32号線で北へ走った。初日は、ウタイタニ県の温泉を目指す。

 ウタイタニ市内に入り、丁度お昼になったので小奇麗なレストランで昼食を食べながら情報を収集する。ウェイトレスが観光地図を持って来てくれたが、何故か中国語で書かれている。ウタイタニ県は「烏泰他尼府」で、サモトン温泉は「沙麿通温泉」だって。食事を済ませて温泉へ向かった。

 国道333号線から県道3438号線に出て、県道3282号線を行くと湖に囲まれた公園にたどり着いた。公園の中央には大きな仏像があった。仏像の近くには源泉池があり、温度を計ってみた。持って来た水温計は熱帯魚の水槽の温度を計るものだから、50度までしかメモリがない。多分、60度は超えているだろう。チェンマイ大学の資料には67度と書いてあった。
 
 管理事務所の女性職員に個室風呂へ案内してもらった。そこには、大浴場と小浴場があり、それぞれ200B,100Bの料金だ。大浴場はかなり広く、4人ではいるには大きすぎるので、小浴場を借りることにした。小といっても10人くらいは入ることができる日本的なタイル張りの四角い浴槽である。建物はまだ新しく清潔であった。

 職員の女性は蛇口をひねると、お湯が勢いよく飛び出して来た。が、少しぬるい。彼女はだんだん熱くなると言ったので、お湯が溜まるまで5分ほど待った。半分くらいになったところで中に入ったが、まだぬるい。お湯が溜まっていくにつれて水温は上がっていったが、結果は36・5度で終わった。タイ人には十分な温度であろうが、日本人には少し物足りない感じがする。お湯は無色透明で、仄かに硫黄の臭いがした。

 源泉の温度は67度もあるのに、どうして浴槽に流れるお湯は36.5度になるのだろうか? 多分、どこかでお湯を冷まして流しているのだ。浴槽には水の蛇口も造られていたから、できれば源泉のまま流してもらい水で薄めて入れば最高なのに。

 個室風呂の建物は1ヵ所で、その他に足湯の施設、トイレ、宿泊所、レストランなどがある。管理事務所には、3人乗りの自転車や足でこぐボートなども貸してくれる。泊まりで楽しむこともできる温泉公園である。初日の温泉としてまずまずだろう。

 さぁ、今夜の宿泊予定地ガンペンペットへ出発だ!

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