2008年6月25日水曜日

懐かしの我が家が・・・

 タイ航空は予定より20分も早く、午後2時5分にバンコク・スワンナプーム空港に着陸した。いつもならバスでパタヤへ直行するところだが、バンコクに用事があったので、ミニバスでバンコクへ行き、エカマイ発5時20分のバスでパタヤへ向かった。

 最近は高速道路とバイパスが整備されたので、予定通り2時間でパタヤの北バスターミナルに着いた。そこからはバイクタクシーでニランコンドへ。日本の自宅を朝5時半に出発して、現地時間の午後7時半に到着した。途中寄り道をしたが、16時間の行程である。

 やっと部屋にたどり着いてドアを開け、電気のスイッチを入れたが電気がつかない。停電か? いや違う、エレベーターは動いていたし、廊下の電気もついている。
 やばい、電気を切られたか!

 暗い部屋の隅にある冷蔵庫の前まで行き、冷凍室のドアを恐る恐る開くと中の食材はドロドロに溶けてイカが腐ったような悪臭を放っていた。こりゃ、ひどい!

 冷蔵室の調味料や食品も腐っているだろう。全部捨てなければならない。それよりも、早く電気をつけてもらわないと、シャワーも浴びられない。

 とりあえず暗い部屋に荷物を下ろして、管理事務所へ行く。しかし、管理事務所は5時半で終わってしまう。守衛室で電気をつけるように頼むと、若いガードマンを呼んで配電室の鍵をくれた。

 二人で14階の配電室に行くと、私の部屋のブレーカーが取られていた。
「どうしてないんだ!」
 そうガードマンに言うと、彼は携帯で誰かに電話をした。
「すぐにブレーカーを持ってきます」

 まったく今日はついていない。カレーの一件で空港内を走らされるし、部屋の電気が切られていて冷蔵庫の中身は腐っているし。

 15分ほどで電気業者らしき男が来て、タバコ大のブレーカーを取り付けた。すると、すぐに電気がついた。本来は管理事務所の仕事だから無料であるが、電気屋とガードマンにチップを渡した。とんだ散財である。
  部屋でシャワーを浴びたが、ビールは冷えていないし疲れて掃除をする気力もなかったので、1階の食堂でビールを飲んで食事をした。冷蔵庫の中身は、翌朝に全部廃棄した。

 コンドミニアムの電気料は管理事務所を通しているので、一般家庭よりも高く設定されている。その代わりに基本料金はないし、滞納しても止められることはない。今まではそうだったが、3ヵ月の間に事情が変わったらしい。これから長期で出かける時は、冷蔵庫の電気代の相当するデポジットを払うしかないだろう。

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