2009年1月20日火曜日

タイ秘湯ツアー第4弾 その5







 森の中の枯れ葉の湯

 ツアー2日目の1月9日、われら4人は朝7時にホテルを出発した。同行の女性は、すでにサムイ島へ向かっていた。昨日、ホテルで食べたアメリカン・ブレックファーストは時間がかかった上あまり美味しくなかったので、今日は外で食べることにした。

 早朝から開いている店は少ないが、地元の人たちが集まるお粥屋は営業をしていた。そこで、カオ・トム・ムー(豚挽き肉いりのお粥)を注文した。店員に「玉子は入れますか?」と訊かれたので、入れるように頼んだ。

 乾季の朝は涼しく、あったかいお粥はとても美味しい。玉子入りのお粥を食べて、食後はコンデンスミルクたっぷりのネスカフェを飲み、これで35B(日本円で約92円)超激安だ。やっぱり田舎はいいなぁ!

 朝食を済ませて、8時出発。目指すはカンチャナデイト郡のボー・ナムローン温泉。観光地図にも載っているから、多分入浴できるだろう。『ボー・ナムローン』とはお湯の井戸という意味で、いわゆる温泉のこと。だから、ボー・ナムローン温泉は温泉温泉ということになっちゃう。チゲ鍋と一緒だ。

 スラタニ駅からホテルがあるスラタニ・タウンへ通じる国道401号線を、駅と反対方向の東方へ走る。約30キロ走って、村で温泉の場所を訊ねる。細い村道を入って行くと、行き止まりのような場所に森があり、入り口があった。入り口の横の古びた看板には『ボー・ナムローン』とタイ語で書いてあった。ここに間違いない。

 そこは公園になっていて、プールが2ヵ所、屋外のバスタブ、足湯、休憩小屋、などが造られていた。しかし、枯れ葉だらけで掃除がされていない。温泉に入るタイ人もあまりいないのだろうか?

 少し離れたところにはトイレもあったが、ドアの鍵は壊されていて、水も出なかった。せっかくこれだけの施設を造り観光地図にも載せているのに、十分な管理がされず放置されているのは、温泉ファンとしては誠に残念である。唯一、網で作った屋根がある温泉プールだけはお湯が入っていて入浴できる状態だった。ここに入ろう!

 この温泉は、源泉の温度が41度しかなく、そこからお湯を引いているのでプールの温度も低い。温度計で計ったら38度だった。日本人には少しぬるいが、長く入ることができゆっくりくつろげる温泉である。みんなで30分ほど朝風呂を楽しんだ。 

 さぁ、今日はスラタニ県の4ヵ所の温泉を回らなければならない。次の温泉へGO!

0 件のコメント: