2009年1月18日日曜日

タイ秘湯ツアー第4弾 その2







 古代の湯 プッカオ温泉

 1月8日、スラタニのホテルを午前9時35分に出発した。まず初めに目指す所は、ずばりガソリンスタンドだ。タイのレンタカーはほとんどガソリンがゼロの状態で貸し出される。日本のように、満タン渡しの満タン返しではないのだ。最寄りのスタンドで給油をした。昨年、原油が高騰した時はどうなるのかと思っていたが、やっと高騰前の水準に戻った。でも、軽油がハイオクより高いとはどういうことだ!!!

 国道417号線から国道41号線へ入り北上する。乾季の空は快晴で、道は広く両脇には椰子林が続いている。海が近いせいか、北タイの山奥とは違い開放的な南国の風景を醸し出している。車は時速100キロで快調に走った。

 国道41号線からさらに海沿いの県道4112号線に出て、温泉があるカオ・ナムローン村に入った。道路沿いの民家で温泉の場所を訊ねる。場所はすぐに判ったが、入り口を通り過ぎてしまい、裏口から入った。1時間ほどで辿り着いた。やっぱり地図があると便利である。

 そこは、中央に池がある公園で、隅の方に小高い岩山があり木が生い茂っていた。山の中腹には祠がある。車を止めて石段を登ろうとしたら、看板があった。看板には『PHUKHAO NAMRON(プッカオ温泉)』と書かれていた。名称は違うが、ここに間違いない。初日の1ヵ所目から入浴できるとはラッキーだ。しかも入浴料はタダ。

 石段を登って行くと、2つの小さな洞窟があった。今では仏像が祭られているだけだが、かつてはそこに源泉があったらしい。現在は山の下に源泉があり、となりが温泉プールになっている。温度は45度とまぁまぁだが、何故か水が緑色に濁っている。水コケがついているのだろうか?まぁ、そんなことはどうでもいい、とりあえず入浴だ!

 温泉探しの時にはいちいち着替えるのが面倒なので、短パンの下に海パンをはいている。シャツと短パンを脱ぎ捨ててドボン。乾季は涼しいので温泉に入るにはもってこいの季節である。見た目は緑色で気味が悪いが、入ってしまえば気持ちがいい。仲間も次々に入浴した。われらがはしゃいでいると、近所の女の子がおばあちゃんと一緒にやって来て、水遊び(お湯遊び)をしていた。

 看板によるとこの温泉はマジック・ウォーターで、古代の宗教儀式に使われていたらしい。地面の中からお湯が湧き出るのだから、そもそも温泉とは神秘的なものなのだ。何かご利益があるかもしれないぞ!!

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