三四郎池で入浴
スラタニ県最後の温泉は、最初に入浴したチャイヤ郡の南のターチャン郡にある。スラタニ市内から海沿いの県道4112号線を北上し、温泉のある村で場所を訊ねた。言われた通りに走って行くと、そこはお寺だった。そういえば、チェンマイ大学の資料に書かれていた住所はワット・ターン・ナム・ローン(源泉がある寺)だった。お寺の温泉とは、ご利益がありそうだ。
門をくぐって奥へ奥へと進んで行くと、森の中に池が見えてきた。これが温泉なのか?
車を下りて池の淵まで行き、手を入れてみると、ちょうどいい湯加減だった。でも、そこが見えない不気味な池だ。大丈夫だろうか?
板橋が3メーターほど伸びている。池の底に何があるか分からないので、サンダルを履いたまま板につかまりゆっくりと入って行った。板橋の先端には杭があり、そこが立っていられる限界だ。杭につかまりながら入浴している様は、師・矢野正五郎に許しを乞うために池に飛び込んだ姿 三四郎のようだった。
♫ 月が笑うぞ 三四郎 ♫ と唄いながら入浴。 満足 満足!!
池の横にはプールと個室風呂の建物がある。だが、お湯は入っていなかった。池の裏手はサイの河原になっていて源泉もあったが、ほとんどが乾いていた。かつては、かなりの量のお湯が噴出していたようだ。だんだんと枯渇していくのだろうか。スラタニの観光協会がボーリングをして、設備を整えればお客を誘致できるのだが、残念である。
スラタニ県の温泉めぐりはこれで終了した。2日間で7ヵ所を回り、6ヵ所に入浴することができた。これだけ狭いエリアで、入浴可能な温泉が6ヵ所もあるところは今までになかった。北部のメーホンソーン県のパーイにもたくさんの温泉があるけれど、入浴できるのは3~4ヵ所しかない。ということは、温泉に関してはパーイより進んでいるということだ。
昨年から、タイ工業省中小企業振興庁が温泉の観光地開発を進めている。日本の由布院温泉からアドバイザーを招いてセミナーを開いて、参加企業や投資先を集めてプロジェクトを進めている。まずは、北部チェンライ県などの10ヵ所を皮切りに開発をしている。タイの温泉というと、チェンマイ、チェンライなどの北部が思い浮かぶが、南部にもすばらしい温泉はたくさんある。スラタニのケースもそうであるが、設備の管理とメンテナンス、温泉へのアクセス、宿泊施設、レストラン(タイ料理以外)等の問題がクリアできれば観光客誘致は可能になるだろう。
いつの日か、スラタニ駅前に『いで湯の里 スラタニへ ようこそ』という看板が建てられることを願うばかりである。
スラタニ県最後の温泉は、最初に入浴したチャイヤ郡の南のターチャン郡にある。スラタニ市内から海沿いの県道4112号線を北上し、温泉のある村で場所を訊ねた。言われた通りに走って行くと、そこはお寺だった。そういえば、チェンマイ大学の資料に書かれていた住所はワット・ターン・ナム・ローン(源泉がある寺)だった。お寺の温泉とは、ご利益がありそうだ。
門をくぐって奥へ奥へと進んで行くと、森の中に池が見えてきた。これが温泉なのか?
車を下りて池の淵まで行き、手を入れてみると、ちょうどいい湯加減だった。でも、そこが見えない不気味な池だ。大丈夫だろうか?
板橋が3メーターほど伸びている。池の底に何があるか分からないので、サンダルを履いたまま板につかまりゆっくりと入って行った。板橋の先端には杭があり、そこが立っていられる限界だ。杭につかまりながら入浴している様は、師・矢野正五郎に許しを乞うために池に飛び込んだ姿 三四郎のようだった。
♫ 月が笑うぞ 三四郎 ♫ と唄いながら入浴。 満足 満足!!
池の横にはプールと個室風呂の建物がある。だが、お湯は入っていなかった。池の裏手はサイの河原になっていて源泉もあったが、ほとんどが乾いていた。かつては、かなりの量のお湯が噴出していたようだ。だんだんと枯渇していくのだろうか。スラタニの観光協会がボーリングをして、設備を整えればお客を誘致できるのだが、残念である。
スラタニ県の温泉めぐりはこれで終了した。2日間で7ヵ所を回り、6ヵ所に入浴することができた。これだけ狭いエリアで、入浴可能な温泉が6ヵ所もあるところは今までになかった。北部のメーホンソーン県のパーイにもたくさんの温泉があるけれど、入浴できるのは3~4ヵ所しかない。ということは、温泉に関してはパーイより進んでいるということだ。
昨年から、タイ工業省中小企業振興庁が温泉の観光地開発を進めている。日本の由布院温泉からアドバイザーを招いてセミナーを開いて、参加企業や投資先を集めてプロジェクトを進めている。まずは、北部チェンライ県などの10ヵ所を皮切りに開発をしている。タイの温泉というと、チェンマイ、チェンライなどの北部が思い浮かぶが、南部にもすばらしい温泉はたくさんある。スラタニのケースもそうであるが、設備の管理とメンテナンス、温泉へのアクセス、宿泊施設、レストラン(タイ料理以外)等の問題がクリアできれば観光客誘致は可能になるだろう。
いつの日か、スラタニ駅前に『いで湯の里 スラタニへ ようこそ』という看板が建てられることを願うばかりである。
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