あまりよく知られていないが、ラオスの通貨はKⅰp(キープ)という。紙幣は100キープから50000キープまであるけれど、100と500はほとんど流通していない。何故ならば、公衆トイレの使用料が1000キープだから、それ以下は何も買えないのである。
ノーンカイからの国際バスが着くビエンチャンの第1バスターミナルの前に、タラート・サオという市場がある。その一角に2007年にショッピング・モールがオープンした。ラオスでは珍しいエスカレーターや、ラオス初の立体駐車場を備えた3階建てのビルだ。
1階には両替所が数店あって、その中で一番レートのいい店で円をキープに両替した。1万円が86万キープに化ける。1万キープが約116円、タイの通貨だと約40バーツである。5日間の必要経費としてとりあえず2万円を両替した。172万キープを手にしたら、何だか大金持ちの気分になった。
モールの3階にはクーポン・レストランがある。そこで昼食を食べながら、夕方まで休むことにした。まず5万キープをクーポンに換えて、ビールを買った。ご当地のBEER LAO の大瓶が1万キープ。小売店で買うと8000キープと安い。
食事はラオス名物のサンドイッチとフー。フランスパンにレバペーストを塗って、野菜やハム、チーズな どを挟んで食べる。これが美味い! ラオスはベトナム同様フランスの植民地だったから、パンが美味しいのだ。バケットのハーフサイズが7000キープ。
フーはいわゆるビーフン麺で、タイではクィッティアオと呼ばれているのもだ。野菜をたっぷり入れて、しょう油や酢、チリソースなどで味付けして食べる。これは12000キープ。合計、29000キープ、約336円である。ビールを飲んでボリュームいっぱいのサンドイッチとラーメンを食べてこの値段。なかなかいい所でしょう、ラオス!
バスの出発まで時間があったので、交代でモールの中を見て歩いた。ここには、中国から流れて来たDVD、VCD映画のコピーがたくさんある。それらは違法にもかかわらず、堂々と店頭に並んでいる。値段は5000~15000キープ。私は懐かしいチャップリンの無声映画『サーカス』と『犬の生活』を買った。2枚で5000キープ(約58円)だった。CDだから安いのだろう。後日、自宅で再生したら無声映画なのにタイ語の音声が入っていた。
エアコンが効いたレストランで午後5時まで休んでから、サムロに乗って第2バスターミナルへ向かった。そこは、中国やベトナム、世界遺産のルアンパパーンなどへ行く長距離バスのターミナルである。といっても、屋根の下に椅子が並べてあって、売店と食堂が3店あるだけの質素なターミナルだった。
19時発のVIPバスに乗る予定であったがそのバスはなく、20時に変更になっていた。チケットを買ってビールを飲みながら待っていると、激しいスコールが襲ってきた。トタン屋根に雨音が響き渡り、会話も聞こえないほどだった。ラオスもタイと同じく、雨期になるとスゴイ雨が降るもんだ。
出発時刻になると雨は小降りになったが、少し蒸し暑くなってきた。バスの中はエアコンがガンガン効いているかと思い、身体に巻く布(インドで買ってきた)を用意したが、エアコンはほとんど効いていない。ここがタイと違うところだ。仕方なく、窓を開けて風を入れた。
VIPバスと書かれているが、これがとんでもないバスだった。まず、座席が狭くて足を伸ばすことができない。1時間ごとに停車して客を乗せたり、食べ物を買ったりしている。音楽は一晩中流れていてうるさくて眠れない。乗務員の話し声や笑い声もうるさかった。お客のことなどは何も考えていない最低のVIPバスであった。
こんなバスに乗せられて山を越え、10時間もかけて温泉と松茸の街ポーンサワンにやって来た。
ノーンカイからの国際バスが着くビエンチャンの第1バスターミナルの前に、タラート・サオという市場がある。その一角に2007年にショッピング・モールがオープンした。ラオスでは珍しいエスカレーターや、ラオス初の立体駐車場を備えた3階建てのビルだ。
1階には両替所が数店あって、その中で一番レートのいい店で円をキープに両替した。1万円が86万キープに化ける。1万キープが約116円、タイの通貨だと約40バーツである。5日間の必要経費としてとりあえず2万円を両替した。172万キープを手にしたら、何だか大金持ちの気分になった。
モールの3階にはクーポン・レストランがある。そこで昼食を食べながら、夕方まで休むことにした。まず5万キープをクーポンに換えて、ビールを買った。ご当地のBEER LAO の大瓶が1万キープ。小売店で買うと8000キープと安い。
食事はラオス名物のサンドイッチとフー。フランスパンにレバペーストを塗って、野菜やハム、チーズな どを挟んで食べる。これが美味い! ラオスはベトナム同様フランスの植民地だったから、パンが美味しいのだ。バケットのハーフサイズが7000キープ。
フーはいわゆるビーフン麺で、タイではクィッティアオと呼ばれているのもだ。野菜をたっぷり入れて、しょう油や酢、チリソースなどで味付けして食べる。これは12000キープ。合計、29000キープ、約336円である。ビールを飲んでボリュームいっぱいのサンドイッチとラーメンを食べてこの値段。なかなかいい所でしょう、ラオス!
バスの出発まで時間があったので、交代でモールの中を見て歩いた。ここには、中国から流れて来たDVD、VCD映画のコピーがたくさんある。それらは違法にもかかわらず、堂々と店頭に並んでいる。値段は5000~15000キープ。私は懐かしいチャップリンの無声映画『サーカス』と『犬の生活』を買った。2枚で5000キープ(約58円)だった。CDだから安いのだろう。後日、自宅で再生したら無声映画なのにタイ語の音声が入っていた。
エアコンが効いたレストランで午後5時まで休んでから、サムロに乗って第2バスターミナルへ向かった。そこは、中国やベトナム、世界遺産のルアンパパーンなどへ行く長距離バスのターミナルである。といっても、屋根の下に椅子が並べてあって、売店と食堂が3店あるだけの質素なターミナルだった。
19時発のVIPバスに乗る予定であったがそのバスはなく、20時に変更になっていた。チケットを買ってビールを飲みながら待っていると、激しいスコールが襲ってきた。トタン屋根に雨音が響き渡り、会話も聞こえないほどだった。ラオスもタイと同じく、雨期になるとスゴイ雨が降るもんだ。
出発時刻になると雨は小降りになったが、少し蒸し暑くなってきた。バスの中はエアコンがガンガン効いているかと思い、身体に巻く布(インドで買ってきた)を用意したが、エアコンはほとんど効いていない。ここがタイと違うところだ。仕方なく、窓を開けて風を入れた。
VIPバスと書かれているが、これがとんでもないバスだった。まず、座席が狭くて足を伸ばすことができない。1時間ごとに停車して客を乗せたり、食べ物を買ったりしている。音楽は一晩中流れていてうるさくて眠れない。乗務員の話し声や笑い声もうるさかった。お客のことなどは何も考えていない最低のVIPバスであった。
こんなバスに乗せられて山を越え、10時間もかけて温泉と松茸の街ポーンサワンにやって来た。
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