2009年5月24日日曜日

ラオスの温泉、松茸ツアー その1

 今年1月、観光ビザを取るためにラオスのビエンチャンへ行って来た。ビエンチャンへ行くのはこれが3回目である。昨年末から陸路でタイへ入った場合は、15日間しか滞在できなくなった。それまでは空路と同じ30日間の滞在が可能で日帰りでカンボジアへ行く長期滞在者が多かったが、急に変更になってしまった。カンボジアとの国境にあるプレアビヒア(世界遺産)の件でカンボジアといざこざになり、陸路の入国を厳しくしたのであろう。

 その代わりかどうか分からないが、ビエンチャンでダブル・ビザが取れるようになった。1月に取得したビザは6月末まで残っていたが、早めに取る事になった。それは、3月5日から6月4日まで、タイ政府が観光ビザをタダにしたからだ。これには訳がある。昨年末の反タクシン派(現在は保守派)の空港占拠事件でタイへの観光客が激減してしまい、困り果てたタイ政府が、苦肉の策で3ヵ月間観光ビザを無料にしたのである。

 5月に友人が遊びに来るので、ビザ取りのついでにラオスの温泉へ行こうかということになった。温泉のことをネットで調べていたら、何と松茸が安く食べられるという情報が入ってきた。しかも、温泉が湧き出ている県にあるという。これ幸い、ラオスの温泉、松茸ツアーを計画した。

 ラオスへ入る時は、いつもパタヤから夜行バスで国境の街ノーンカイへ行き、そこからビエンチャン行きのバスに乗り換えるのだが、今回は贅沢にバンコクからファーストクラスの寝台列車でノーンカイへ行くことになった。今年3月にラオスまで鉄道が開通したが、まだ直行便はなく接続が悪いので、ノーンカイからはサムロとバスにした。

 バンコク・フォアランポーン駅へは、パタヤからバスでエカマイまで行き、そこから電車かタクシーを利用する。3人ならばタクシーの方が安くつく。今回は、アヌサワリ(戦勝記念塔)までの直行ミニバスを使うことにした。

 出発前日、ミニバスの予約に行った。すると、「予約はできない。当日に来てくれ」と言われた。われわれは20時に列車に乗るので、16時発のミニバスに乗らなければならない。1時間前には入線するので、それまでに駅へ行って食料と酒を買出ししなければならないからだ。

「金を払うから、明日16時のバスを予約したい」と言うと、了解してくれた。
 チケットはないので領収書に、出発時間、人数を書いてもらった。これで、安心だ。

 ところが、当日15時30分にオフィスへ行ったらすでに客がバスに乗っていて、われわれの乗る席はなかった。何ということだ! やがて16時になりバスは発車してしまった。会社の社員に、
「われわれは昨日に予約しているんだ。もう一台来るのか?」
 と問い詰めると、16時半に来るという。こんなの当てにはならない。バスは1時間おきに出るから、多分17時になるだろう。そこまでは待てない。
「ふざけるなこの野朗! キャンセルするから金を返せ!」
 と言って金を受け取り、乗り合いのソンテオでバスターミナルへ向かった。まったくいい加減なミニバスである。

 何とか16時40分のバスに乗ることができて、19時過ぎに駅に到着できた。やれやれ。このツアー、最初からトラブルが発生してしまい果たして上手くいくだろうか?

 

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