2009年5月25日月曜日

ラオスの温泉、松茸ツアー その2







 バンコク・フォアランポーン駅に午後7時に着くと、8時発ノーンカイ行きの列車はすでに入線していた。われら3人はビールとウィスキー、つまみなどを買ってエアコンが効いたファースト・クラスの車両に乗り込んだ。飛行機ではファーストもビジネスも高くて乗れないけれど、寝台列車なら乗ることができる。ただし、早めに予約をしないと席がなくなってしまう。

 コンパートメントの寝台に座って、出発前から旅の無事を祈って缶ビールで乾杯!!
つまみは買ってきた焼き鳥とカオニャオ(もち米)だ。食堂車から職員が注文を取りにきたので、卵焼きと氷を頼んだ。ビールの次はウィスキーの水割りを飲む。列車は8時を過ぎても発車しない。どうしたの? 結局、30分遅れで出発した。タイだから仕方ないね。

 翌朝8時にノーンカイに到着。ラオス・タナレンへの列車は10時しかない。それまでは待てないので、サムロでボーダーまで行った。メコン川の手前でタイを出国して、そこからバスに乗り川を渡る。友好橋はタイと日本の援助で造られているから、橋はタイと同じ左側通行になっている。橋を渡ってラオスに入ると右側通行に変わる。これも金の力であろう。

 ラオスでは、日本人は15日間ビザなしで滞在することができる。これも援助のお陰である。ビザを申請しているファランを横目に、さっさと入国した。すると、何かの検査があった。検査と言っても、A/H1N1インフルエンザの健康チェックである。書類に書き込むだけでOK、体温を検査することもない。形式だけのチェックである。

 9時45分に入国を済ませて、サムロでタイ領事館へ直行した。30分ほどで領事館に着くと、中はすごい人だった。ビザが無料になったので、観光客だけでなくタイ全土にいる長期滞在者(リタイヤメント・ビザを持っていない人)が集結しているのだろう。マレーシアのペナンへ行くよりも安上がりだし、そんな貧乏旅行者が集まっているのである。まぁ、私もそのひとりだが。

 係りの女性に整理番号のカードを貰い、椅子に座って順番を待った。申請書類はすでに揃っている。友人たちにも炎天下の中、付き合ってもらった。あまりに暑いので、ビールを買って来て飲んだ。やがて、11時30分を回り、本日の整理番号のカード配布が終了した。私の番号は503番。490番になったところで窓口に並んだ。ところが・・・。

 電光掲示板の表示された499番の次は、001番になった。これはおかしいぞ? 003番になってところでカードと書類を窓口に出したら、「これは受け取りのカードだ。また明日8時半に来い」と言われた。なに~、受け取り? よく見ると小さな字でVISA・ COLLECTIONと書いてある。申請はVISA・APPLICAITIONである。
やれやれ、間違ったカードを貰っちゃったようだ。

「間違ったカードを貰いました。何とかしてください」 
 と頼んだが、そこはお役所仕事で、何を言ってもダメ! ダメ! ダメ!

 クソッ、せっかく炎天下で2時間以上も待ったのに、これまでの苦労はすべて水の泡。今日ビエンチャンに泊まって明日申請したら、受け取りはその翌日だからもう1泊しなければならない。予定が狂ってしまう。

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