2009年2月6日金曜日

タイ秘湯ツアー第4弾 その18







陸の孤島 プラ・ナン

 ピーピー・ドン島はすっかり観光地化されてしまい、単なる海水浴場になってしまった。アンダマン海では大シケに遭い、ピーピー・レ島のビーチは国立公園になって200バーツの入場料が課せられていた。もう、ピーピーも終わったなぁ。

 午後3時半の船に乗りアオナンビーチへ向かったが、その船はクラビ・タウンに着岸した。そこから、大型のソンテオに乗りバスの待合所へ連れて行かれ、さらにミニバスに乗り換えてやっと宿まで送ってもらった。やれやれ。

 ピーピー島も荒れ果ててしまっていたので、最終日はライレイ半島のプラ・ナンエリアへ行くことにした。ここは陸の孤島になっていて、アオナンビーチかクラビ・タウンから船で行くしか方法がない。宿泊しているアオナンビーチからひとり80バーツ(片道)の乗り合い船で行くことになった。

 朝8時半、潮が引いた遠浅の海岸をロングテイルボート(8人乗りの細長い木造船)が停まっているところまで歩き、船に乗り込んだ。海上を走ること約10分、船はライレイ・ウエストビーチに着いた。

 ビュー・ポイントへ行くため、半島を横切ってライレイ・ウエストビーチに出た。マングローブがある海岸も遠くまで潮が引いている。海岸沿いを歩いて半島の先端へ行き、ビュー・ポイントの入口を探したが、見つからない。岩山の麓を歩いているうちに、また西側にビーチに出てしまった。ここは西側のプラ・ナンビーチだが、ライレイ・ウエストにはつながっていない。

 ビュー・ポイントは半島の山の上のはずだ。そこには、LAGOON(プリンセス・レイク)という湖もあるらしい。入口はどこなんだ! 物売りのおばさんに訊いてみると、今来た道の途中の休憩小屋の前にあるらしい。これで分かった。

 休憩小屋の前には、険しい登山口があった。ロープが垂れ下がっていて、まるでロッククライミングのようである。危ないので、私と新井さんが行くことになり、あとの2人はビーチで待つことになった。

 若い頃に岩登りの経験があるので岩山を登るのは慣れているが、素人には厳しいかもしれない。特に、下りは危ない。10分ほどで山頂に着き、そこから少し下ってビュー・ポイントへ行った。ここもピーピー・ドン島と同じで、両サイドにビーチが見えた。

 LAGOONという湖へは、さらに急な坂を下る。滝のような岩山を、ロープを掴みながら下らなければならない。途中でファランと会って話を聞いたら、ここは海水が満ちてくると湖になるらしい。岩登りのよう危険な山道といい、海水湖といい、そんなことは地球の歩き方には載っていなかったぞ!!!

 4つの滝を下って、やっと湖に辿り着いた。ところが、まだ潮が満ちておらず泥沼の状態であった。潮が満ちてくるのは正午からだそうだ。それまで待っていられないので、写真だけ写して、ビーチに戻った。

 目の前に巨大な岩山が浮かぶプラ・ナンビーチは観光客も少なく、静かで綺麗なビーチだった。ピーピー島へ行くよりも、ここでのんびりすればよかった。次回は、プラ・ナンのホテルに泊まることにしよう。そして、もう一度満潮時の海水湖を見に行くぞ!!

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