タクシン派による国王側近包囲デモ、APEC会議の中止など一連の抗議行動は14日に集結をしたが、今度は泥沼の戦いが始まった。タクシン派によるタイ国王枢密顧問官暗殺未遂事件の報復としてなのか、チャオプラヤ川にタクシン派の2遺体が上がった。
すると今度は、反タクシン派の大御所・ソンティ氏が狙撃されて九死に一生を得た。いずれの事件も、陰でプロの殺し屋が暗躍しているに違いない。日当500バーツのデモで効果がなければ、手っ取り早い殺し屋を使うしか手がないのか。タイも恐ろしい国になったものだ。
騒ぎの張本人・タクシン氏はタイ政府からパスポートを破棄された。もう、タイ人として海外へ行けないことになる。要するに、タイ国から見放された棄民である。AFP通信によると、ニカラグアの旅券で動いているらしい。ニカラグアは、中米の人口560万人の小さな国である。タイ王政を廃止して、タイ全土を乗っ取り、タイを支配しようとしている男にしては、何とも情けない話である。
この騒ぎはまだまだ続くであろう。そのうちに軍隊とデモ隊が衝突して、流血事件になるかもしれない。そうなれば、タイの国際的信用は失墜し観光客が激減して、タイ経済にも大きな打撃を与えることになる。早く、国王の鶴の一声を!
一方、パタヤでは今日から本格的な水掛け戦争が始まった。今年はどんな装備で参戦するか、まだ迷っている。あー、パタヤは平和だなぁ!!
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