2008年5月14日水曜日

お待たせしました


 今、中国が揺れている!

 チベット動乱から49年目の3月10日、ラサで独立を求める僧侶らが起こしたデモに対し、中国政府は武力弾圧を行い死者203人、負傷者は1000人を超え、5715人以上が拘束された。

 この不当な弾圧により、世界中から人権侵害の非難を浴びた。その矛先は、北京五輪の聖火リレーにまで飛び火して抗議行動が相次いだ。

 そして、今回の四川省地震での大惨事。自然災害は人間の力ではどうにも食い止めることができないが、問題は如何に迅速に救助活動を行うかである。面子をかけた聖火リレーは中止して、救助活動に全力を注ぐべきだろう。

 そんな状況の中、拙書が発売されることになった。以前、ミクシイの日記に一部を掲載した「陸路で行く中国・チベットの旅」である。タイトルは「恐るべき中国の旅」に変更になり、サブタイトルは ~タイから陸路で、成都・チベット・北京・桂林へ~ となった。

 内容
 パタヤからバスを乗り継ぎラオスを通り抜けて中国に入り、四川省の成都にたどり着く。青城山、九寨溝などを回り、成都から青海チベット鉄道に乗り、神の地・ラサへ向かう。高山病と戦いながらポタラ宮殿、ナムツォを観光して北京へ。北京では、万里の長城や故宮など4ヵ所の世界遺産をはしごして、桂林へ向かう。1ヵ月におよぶ旅で見た本当の中国とは何か? 中国人の素顔を鋭くえぐる、一風変わった旅行記である。

 発売は6月上旬、乞うご期待。
 

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